2024年から始まる新NISAでは、クレジットカードを使った積立投資(クレカ積立)の上限額が月10万円に引き上げられました。
これにより、新NISAの非課税枠1800万円を最短5年で使い切るには、毎月30万円の積立が必要になります。
SBI証券では、新NISAのクレカ積立で月10万円まで設定可能で、三井住友カードなどを利用するとポイント還元も受けられます。
ただし、高い還元率を得るには月5万円以上の積立がおすすめです。
本記事では、新NISAでクレカ積立を活用して月30万円の積立を目指す方法や、SBI証券の新NISAクレカ積立の特徴について詳しく解説します。
新NISAを使って効率的に資産形成したい方は、ぜひ参考にしてください。
- 新NISAでは月30万円までクレカ積立が可能で、最短5年で非課税枠1800万円を使い切れる
- SBI証券、マネックス証券、楽天証券、auカブコム証券などでクレカ積立のポイント還元率が高い
- 投資信託の保有額に応じてポイントが付与される証券会社もあり、長期の積立投資に向いている
- 月30万円の積立は負担が大きいので、自分の収支に合わせて無理のない金額から始めることが大切
新NISAでクレカ積立30万円を目指す方法
SBI証券の新NISAでクレカ積立10万円まで可能に
SBI証券では、新NISAでのクレカ積立の上限額が月10万円まで引き上げられました。
三井住友カードなどのクレジットカードを利用すると、積立金額に応じて0.25〜0.5%分のポイントが貯まってお得です。
ただし、2024年11月以降は前年のクレジットカードの利用額によってポイント還元率が変動するので注意が必要です。
10万円未満の利用だとポイント還元率が0%になってしまうこともあるので、クレカ積立以外でもしっかりとカードを利用しておきましょう。
クレカ積立で月10万円まで上限が引き上げられたのは嬉しいですが、ポイント還元率が下がるリスクはどう管理したら良いでしょうか?
ポイント還元率を維持するには、普段の買い物や固定費の支払いなどでもクレジットカードを積極的に活用することがポイントです。また、カードの利用履歴を定期的にチェックし、翌年の利用額を計画的に調整すると良いでしょう。
SBI証券のクレカ積立は5万円以上がおすすめ
前述の通り、SBI証券のクレカ積立では、ポイント還元率が前年のカード利用額で変わってきます。
月5万円以上の積立であれば、ポイント還元を受けられる可能性が高くなるでしょう。
一方で、あまりに高額な積立設定は資金面で無理が生じるかもしれません。
自分の収支とよく相談して、無理のない積立額を設定することが肝心です。
SBI証券の新NISA積立設定方法
SBI証券の新NISA口座での積立設定は、以下の手順で行います。
- SBI証券のWebサイトにログインし、「NISA」のページを開く
- 「新NISA」の項目から「積立設定」を選択
- 購入したい投資信託を選び、積立額とクレジットカード情報を入力
- 最終確認画面で内容を確認し、設定を完了させる
少額からコツコツ積み立てていくことができるので、投資初心者でも始めやすいでしょう。
積立のタイミングは毎月だけでなく、毎週や毎日に設定することも可能です。
投資を始める最初の一歩は勇気がいりますが、少額から始められる環境が整っているので大丈夫です。一緒に学びながら進めましょう!
SBI証券の新NISAでおすすめのクレジットカード
SBI証券の新NISAでクレカ積立を行う際は、三井住友カードがおすすめです。
年会費無料の「三井住友カード(NL)」を利用すれば、年間10万円以上の利用でポイント還元率0.5%を受けられます。
他にも、「三井住友カード ゴールド」なら還元率が最大3%とさらにお得。
ただし、ゴールドカードは年会費が高めなので、クレカ積立以外でもしっかりカードを活用して元を取るようにしましょう。
積立NISAから新NISAへの切り替え方法(SBI証券)
2023年でつみたてNISAが終了するため、新NISAへの切り替えが必要です。
SBI証券の場合、以下のような流れで自動的に新NISA口座に移行されます。
- 2023年のNISA口座を開設済みの場合、新NISA口座が自動で開設される
- 現行NISA・つみたてNISAの投信積立設定が、ルールに基づき新NISA口座に引き継がれる
- 2023年11月以降、「旧NISA・つみたてNISA」の設定解除で注意が必要
2023年12月30日以降は、旧NISA・つみたてNISAの設定が自動で解除される予定です。
新NISAでの積立に支障がないよう、早めに設定内容を確認しておくことをおすすめします。
SBI証券の積立NISAで使えるクレジットカード
SBI証券の積立NISAでは、VISA、Mastercard、JCB、American Express、Dinersの各ブランドが利用可能です。
先述の三井住友カードの他にも、以下のようなクレジットカードが使えます。
- 三菱UFJニコス
- ジャックスカード
- オリコカード
- ライフカード
- セディナカード
ポイント還元率や年会費等を比較して、自分に合ったクレジットカードを選びましょう。
SBI証券の積立NISAおすすめ銘柄
SBI証券の積立NISAでは、信託報酬の低いインデックスファンドを中心に約220本の投資信託を取り扱っています。 中でもおすすめなのが、以下の銘柄です。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
- ニッセイ外国株式インデックスファンド
インデックスファンドは、値動きが株価指数に連動するため比較的リスクが低く、長期の積立に向いています。 一方で、アクティブファンドのように大きな収益を狙うことは難しいでしょう。自分の投資方針やリスク許容度に合わせて、ファンドを選ぶようにしましょう。
新NISAのクレカ積立30万円運用のシミュレーション
新NISAのクレカ積立上限額と開始時期
新NISAのクレカ積立では、2024年からは月々の上限額が10万円に引き上げられます。
これまでのつみたてNISAの上限額が月3.3万円だったことを考えると、大幅な増額と言えるでしょう。
ただし、年間の積立額は120万円が上限。単純計算では月10万円を超える積立はできません。
クレカ積立の上限が5万円の理由
現在のつみたてNISAにおけるクレカ積立の上限が月5万円なのは、クレジットカード決済の際に発生する手数料負担が理由だと考えられています
クレジットカード会社は加盟店から2〜5%程度の手数料を受け取っているため、証券会社としては手数料分のコストを抑えたいというわけです。
新NISAでは上限額が10万円に引き上げられましたが、証券会社の手数料負担は依然として大きな課題と言えそうです。
新NISAで1800万円を5年間運用した場合のリターン
新NISAの非課税投資枠は最大1800万円。仮に毎月30万円ずつ積立を行えば、最短の5年間でこの上限に達します。
5年後の運用リターンは、年利3%だと約1939万円、年利5%だと約2040万円、年利10%だと約2323万円になると試算されています。
もちろんこれはあくまで机上の計算であり、実際の投資リターンは投資先の値動きによって大きく変動します。
高いリターンを狙うほど、リスクも高くなることを忘れてはいけません。
新NISAのクレカ積立で月30万円を続けるコツ
新NISAのクレカ積立で月30万円を続けるのは、なかなか容易ではありません。
まずは自分の収支をしっかりと把握し、投資に回せる余剰資金がいくらあるのかを確認することが大切です。
その上で、投資資金を捻出するために以下のような工夫が考えられます。
- 日々の無駄遣いを見直し、節約を心がける
- 副業やサイドビジネスで収入を増やす
- 投資用の貯蓄口座を作り、毎月コツコツ積み立てる
何より大切なのは、長期的な視点を持って投資に臨むこと。
短期的な値動きに一喜一憂せず、コツコツと積み立てを続ける習慣を身につけましょう。
新NISAのクレカ積立で目指す最適なポートフォリオ
新NISAのクレカ積立で目指すべきポートフォリオは、投資家それぞれのリスク許容度によって異なります。
一般的には、以下のようなポートフォリオが考えられます。
- 安定重視型:国内外の債券中心、株式を少量組み入れる
- バランス型:国内外の株式と債券をバランス良く組み入れる
- 積極型:国内外の株式中心、債券を少量組み入れる
長期投資では「時間分散」の効果を最大限に活かすことが重要です。
一時点での資産配分にこだわるのではなく、長期的な視点から資産を積み上げていく姿勢が求められます。
ポートフォリオは一度決めたら終わりではなく、生活の変化に応じて見直すことも大事です。焦らず自分に合った方法を探しましょう!
クレカ積立で新NISAを最大限活用する方法
新NISAのクレカ積立を最大限活用するには、証券会社選びが重要なポイントになります。
各社のクレカ積立に対するポイント還元率を比較し、自分に合った証券会社を選びましょう。以下のような点にも注目です。
- 取り扱っている投資信託の本数が豊富か
- 信託報酬の安い商品がそろっているか
- 投資情報やセミナーが充実しているか
- 口座管理手数料等の諸経費はどうか
また、クレカ積立だけでなく給与天引きや引き落とし等の積立方法を併用するのもおすすめ。
様々な方法を組み合わせることで、効率的かつ無理のない資産形成を目指しましょう。
クレカ積立で新NISAを最大限活用する方法
新NISAのクレカ積立を最大限活用するには、証券会社選びが重要なポイントになります。
各社のクレカ積立に対するポイント還元率を比較し、自分に合った証券会社を選びましょう。以下のような点にも注目です。
- 取り扱っている投資信託の本数が豊富か
- 信託報酬の安い商品がそろっているか
- 投資情報やセミナーが充実しているか
- 口座管理手数料等の諸経費はどうか
また、クレカ積立だけでなく給与天引きや引き落とし等の積立方法を併用するのもおすすめ。
様々な方法を組み合わせることで、効率的かつ無理のない資産形成を目指しましょう。
新NISAクレカ積立いくらまで?
新NISAのクレカ積立では、月々の上限額が10万円まで引き上げられました。
ただし、年間の積立額は120万円が上限なので、単純計算では月10万円を超える積立はできません。
自分の収支とよく相談して、無理のない積立額を設定することが肝心です。
クレジットカードで積立投資で10万円までになるのはいつから?
新NISAでクレカ積立の上限額が月10万円になるのは、2024年1月からです。
2023年12月までは、現行のつみたてNISAの上限額である月5万円が適用されます。
年末にかけて設定の見直しが必要になるかもしれません。
まとめ:新NISAクレカ積立で月30万円は現実的?
記事のまとめ
- 新NISAでは月30万円までクレカ積立が可能であり、最短5年で非課税枠1800万円を使い切れる
- SBI証券では三井住友カードなどでクレカ積立すると0.25〜0.5%分のポイントが貯まる
- SBI証券のクレカ積立は月5万円以上の設定がおすすめだ
- SBI証券の新NISA積立設定は、Webサイトから簡単に行える
- 積立NISAから新NISAへの切り替えは、SBI証券なら自動で行われる
- SBI証券の積立NISAで使えるクレジットカードはVISA、Mastercard、JCB、American Express、Dinersと豊富だ
- SBI証券の積立NISAではeMAXIS Slimシリーズなどの低コストインデックスファンドがおすすめだ
- 新NISAのクレカ積立上限額は月10万円で、2024年から開始される
- クレカ積立の上限が月5万円なのは、クレジットカード決済の手数料負担が理由だ
- 新NISAで毎月30万円を5年間積み立てると、年利3%で1939万円、年利5%で2040万円、年利10%で2323万円になる
- 新NISAのクレカ積立で月30万円を続けるには、無駄遣いを見直して節約し、副業で収入を増やすなどの工夫が必要だ
- 新NISAのクレカ積立では、長期的な視点を持ち、時間分散を活かしたポートフォリオ作りを目指すべきだ