2024年から始まる新NISAでは、米国株式への投資が注目を集めています。
しかし、「新NISAでドルで買うことはできるのか?」「SBI証券で新NISAの米国株をドルで買えるのか?」など、ドル建てでの購入や外貨決済に関する疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、新NISAではドル建てでの購入はできず、円貨決済のみとなります。
ただし、NISAでは外貨決済が可能な証券会社もあるため、口座開設先の選択には注意が必要です。
本記事では、新NISAで米国株式をドルで買う際のメリットや注意点、おすすめの証券会社などを詳しく解説していきます。
「新NISAでドルで米国株を買いたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
- 新NISAでは米国株をドルで直接買うことはできず、円貨決済のみ可能
- ただし、米国株投資には高い成長性や配当金の非課税メリットがある
- 米国内の税金は非課税にならず、為替リスクにも注意が必要
- 銘柄選びに悩んだら、IFAなどの専門家に相談するのがおすすめ
新NISAでドルで米国株を買うメリットと注意点
新NISAで外国株は買えるのか?
2024年以降の新しいNISA制度では、成長投資枠で外国株に投資できます。
新しいNISAは、これまで日本株が中心だった投資の可能性を大きく広げてくれます。私もこの制度に期待しています!
つまり、新NISAを活用すれば、米国株を含む外国株式への投資が可能になるのです。
これまでのNISAでは国内株式が中心でしたが、新NISAではグローバルな投資機会が広がります。
新NISAでドル建てで買うことはできない
ただし、新NISA口座での決済方法は円貨決済のみで、外国株預り金(ドル)で発注することはできません。
米国株を購入する際は、外国株預り金(円)に振り替えてから買付する必要があります。
この点は注意が必要ですね。
円貨決済だと為替の影響を受けると聞きますが、リスクを抑える方法はありますか?
為替リスクを抑える方法としては、ドルコスト平均法を活用して少額ずつ購入することがおすすめです。また、円高のタイミングでドル転を行うことで、為替変動の影響を軽減できます。
新NISAでは円貨決済のみ可能
前述の通り、新NISAでは円貨決済のみが可能です。
例えばSBI証券では、円貨決済・外貨決済のいずれも売買手数料が無料の対象となります。
ただし、外貨決済を行う場合には、事前の為替取引で別途為替取引手数料がかかります。
円貨決済の場合は、円から米ドルへの転換時に為替スプレッドを負担することになるので、こちらも無料の対象外となります。
為替手数料やスプレッドを考慮しながら、円貨決済の仕組みに慣れることが成功の鍵です。一歩ずつ学びながら進めていきましょう。
NISAで外貨決済はできる?
繰り返しますが、新NISAでは外貨決済はできません。NISA口座での決済方法は円貨決済のみです。
外貨建ての米国株を購入する際は、まず円貨に交換してから買付することになります。
この際、為替手数料がかかるので注意が必要ですね。
新NISAで買える米国ETF
新NISAでは、個別の米国株だけでなく、米国ETFにも投資できます。
ETFは上場投資信託とも呼ばれ、株式のように売買できる投資信託の一種です。
米国ETFは、S&P500指数など特定の指数に連動する商品が多数あり、分散投資に適しています。
新NISAを活用して、米国ETFに投資するのもおすすめです。
新NISAで買える米国ETFのSBI証券の手数料
SBI証券では、2024年からの新NISAにおいて、米国ETFの売買手数料が無料となります。
これは買付だけでなく売却注文も対象です。
つまり、SBI証券の新NISA口座で米国ETFを購入・売却する際は、売買手数料を気にせず取引できるのです。
米国ETFへの投資を検討している方は、SBI証券の活用がおすすめですね。
新NISAで買った米国ETFの配当金は非課税
新NISAで購入した米国ETFの配当金は、非課税で受け取ることができます。
通常、配当金には20.315%の税金がかかりますが、NISA口座内であれば非課税となるのです。
米国ETFは高配当のものが多いので、非課税のメリットは大きいですね。
ただし、米国内で課税される10%の税金は非課税の対象外なので注意が必要です。
非課税の恩恵を受けながら、分散投資の力を活かせる米国ETFは、初心者にとって心強い選択肢です。
新NISAでドルで米国株を買う前に知っておきたい税金
新NISAで買った米国株の税金
新NISAで購入した米国株の配当金は、米国内で10%の税金が課税されます。
この税金はNISA口座であっても非課税にはなりません。一方、日本国内で課税される20.315%の税金は非課税となります。
つまり、新NISAで米国株の配当金を受け取る場合、米国での課税分10%のみ税金がかかるということですね。
国内での非課税メリットは資産形成に大きな力を与えてくれます。この機会をしっかり活用しましょう!
新NISAの非課税枠1800万円を最短で埋めるには何年?
新NISAの非課税投資枠は最大1,800万円と大幅に拡大されました。
仮に毎年120万円ずつ投資していくと、1,800万円の枠を埋めるのに15年かかる計算です。
ただ、新NISAは恒久化される予定なので、ゆっくりと自分のペースで投資していくことができますね。
無理のない範囲で、コツコツと非課税枠を活用していくのがおすすめです。
NISAでアメリカ株は買えるか?
NISAではアメリカ株を購入することが可能です。
2024年からの新NISA制度では、米国を含む外国株式が投資対象に追加されました。
つまり、アップルやアマゾンなどの米国企業の株式をNISA口座で購入できるようになるのです。
ただし、前述の通り、外貨決済はできないので、円貨決済で購入することになります。
新NISAで米国株を買うならSBI証券がおすすめ
新NISAで米国株を購入するなら、SBI証券の利用がおすすめです。
SBI証券では、2024年からの新NISAにおいて、米国株式の売買手数料が無料となります。
また、米ドル/円のリアルタイム為替手数料も0銭と低コストです。
手数料の安さに加え、取扱銘柄数の多さや使いやすい取引ツールなど、米国株投資に適した環境が整っています。
最適な証券会社を選ぶことは、長期的な運用の基盤を整える大事なステップです。まずは一つ試してみるのがおすすめですよ!
Q&A:新NISAでドルで米国株を買うことについてよくある質問
Q. 新NISAで買った米国株の配当金は非課税になる?
A. 米国内で課税される10%の税金は非課税になりませんが、日本国内の税金20.315%は非課税となります。
Q. 新NISAで外貨決済はできる?
A. 新NISA口座での決済は円貨決済のみで、外貨決済はできません。
Q. 新NISAの非課税投資枠はいくら?
A. 2024年からの新NISAでは、非課税投資枠が最大1,800万円に拡大されます。
Q. 新NISAで買える米国の金融商品は?
A. 新NISAでは、米国株式だけでなく、米国ETFなども購入可能です。
Q. 新NISAで米国株を買うのにおすすめの証券会社は?
A. 米国株の売買手数料無料と充実したサービスを提供するSBI証券がおすすめです。
まとめ:新NISAでドルで米国株を買うメリット
記事のまとめ
- 新NISAでは米国株式を含む外国株式への投資が可能になる
- 新NISAでは円貨決済のみで、外貨決済はできない
- 米国株の配当金は米国内で10%の税金が課税され、非課税にはならない
- SBI証券では新NISAにおいて米国株式の売買手数料が無料となる
- 米国ETFも新NISAで購入可能で、SBI証券では売買手数料が無料だ
- 新NISAの非課税投資枠は最大1,800万円で、毎年120万円ずつ15年かけて積み立て可能だ
- 米国株式市場には値幅制限がないため、想定以上の値動きに注意が必要だ
- NISA口座は課税口座との損益通算ができないため、譲渡損が出るとメリットを受けられない
- 米国株は為替変動の影響を受けるため、円高になると為替差損が発生する可能性がある
- 米国株の銘柄選びでは、成長性の高い業界や高配当利回りの銘柄への投資がおすすめだ
- 銘柄選定に悩んだ際は、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)への相談も有効だ