「10月からふるさと納税のポイントが付かなくなるって本当?」 「もう、ふるさと納税は“お得”じゃなくなるの?」
こんにちは、「お金の未来予報」運営者のぺんぎんです。かつて1億円の借金を抱え、自己破産を経験した私だからこそ、皆さんのお金の不安が痛いほどわかります。「少しでも家計を楽にしたい」「お得な制度は最大限活用したい」――その気持ちは、私も同じです。
今回の「ふるさと納税のポイント付与禁止」のニュースを見て、多くの方がそんな不安を感じているのではないでしょうか。
結論から言いましょう。たとえポイントが付かなくなっても、家計の再生や将来の資産形成を目指す私たちにとって、ふるさと納税は依然として『絶対に活用すべき制度』です。
この記事では、なぜそう言えるのか、そして新しいルールの中で私たちはどう立ち回るべきなのかを、私の経験を交えながら徹底的に解説していきます。
そもそも何が変わる?2025年10月からの「ふるさと納税」新ルール

まずは、今回の制度変更のポイントを正確に押さえておきましょう。
いつから?何が禁止されるの?
2025年10月1日以降の寄付から、ふるさと納税の仲介サイト(楽天ふるさと納税、さとふる、ふるなび等)が独自に付与しているポイントや金券類が全面的に禁止されます。
これまで、多くのサイトが「寄付額の〇%ポイント還元!」といったキャンペーンで競争してきましたが、これができなくなるのです。
なぜ、ポイント付与が禁止になったのか
総務省は、この変更の理由を「ふるさと納税本来の趣旨に立ち返るため」と説明しています。
- 趣旨からの逸脱: 「ふるさとや応援したい自治体に寄付する」という本来の目的が薄れ、単なる「お得なショッピング」のようになっている現状への懸念。
- 過度な競争: サイト間のポイント合戦が過熱し、自治体が支払う手数料が増加。結果的に、住民サービスに使われるべき財源が減ってしまうという問題。
TBSの報道によると、ふるさと納税総額のうち、仲介サイトへの手数料は13%にも上るとのこと。自治体からは「財源をもっと増やしてほしい」という切実な声が上がっていました。
つまり、今回の変更は「行き過ぎたお得合戦を是正し、制度を健全化するためのもの」と言えるでしょう。
【本質】ポイントがなくても「ふるさと納税」を絶対にやるべき3つの理由
「ポイントが無くなるなら、魅力半減じゃないか…」そう思う気持ちも分かります。しかし、借金で苦しんだ経験がある私から見れば、ポイントはあくまで“おまけ”に過ぎません。本質的なメリットは、まったく揺らいでいないのです。
理由1:住民税・所得税の控除という「最強の節約効果」は変わらない
ふるさと納税の最大のメリットは、寄付額のうち2,000円を超える部分が、翌年の住民税や所得税から控除(還付)される点です。これは、実質2,000円の負担で、様々な返礼品を受け取れることを意味します。
例えば、年収500万円の独身の方なら、約61,000円まで寄付が可能です。この方が61,000円を寄付した場合、
- 自己負担:2,000円
- 税金の控除額:59,000円
となり、実質2,000円で61,000円分の返礼品(お米、肉、ティッシュペーパーなど)が手に入るのです。これは、どんなポイント還元よりも強力な家計改善効果です。この制度の根幹は、10月以降も何一つ変わりません。
理由2:「選ぶ」行為が、お金と向き合う訓練になる
借金に追われていた頃の私は、お金と向き合うのが怖く、ただただ返済に追われる毎日でした。しかし、自己破産を経てお金の勉強をする中で気づいたのは、「自分の意思で、お金の使い道を選ぶ」という行為の重要性です。
ふるさと納税は、その絶好の訓練になります。
- どの自治体を応援したいか?
- 自分の家計にとって、今一番必要な返礼品は何か?
- 限られた控除枠を、どう配分するか?
これらを考えることは、漠然としたお金の不安を「具体的な計画」に変える第一歩。ポイントという目先の利益に惑わされず、自分と家族の未来にとって本当に価値あるものは何かを考える良い機会になるのです。
理由3:浮いたお金を「未来への投資」に回せる
ふるさと納税で日用品やお米などを手に入れれば、その分、普段のスーパーでの支出が確実に減ります。月に数千円でも、年間では数万円単位の節約になります。
この「浮いたお金」を、どう使いますか?
浪費してしまっては意味がありません。これを、**あなたの未来を創るための「種銭」**にするのです。私自身、借金がなくなった今、節約で生まれたお金を新NISAなどで投資に回し、資産形成に取り組んでいます。
ふるさと納税は、単なる節約術ではありません。家計の支出を最適化し、未来への投資原資を生み出すための、戦略的な第一歩なのです。
【あわせて読みたい】 ふるさと納税で生まれた余裕を、次のステップに繋げませんか? 『借金完済から資産形成へ!ゼロから始めるための完全ロードマップ』
10月からの賢い立ち回り方|駆け込むべき?待つべき?
では、新ルールに向けて私たちは具体的にどう行動すれば良いのでしょうか。
「9月中の駆け込み」は本当に必要か?
「ポイントが付くうちに!」と焦る気持ちはわかりますが、冷静に判断しましょう。
- 駆け込むべき人:
- もともと寄付する予定で、欲しい返礼品も決まっている。
- 利用しているサイトで、大きなポイント還元キャンペーンが実施されている。
- 焦らなくていい人:
- まだ自分の控除上限額を調べていない。
- 欲しい返礼品が特に決まっていない。
- ポイントのために、不要なものを選んでしまいそう。
慌てて不要な返礼品を選んでしまっては本末転倒です。まずはご自身の控除上限額をしっかりと確認し、計画的に行動しましょう。
今後の選び方:返礼品の「体験価値」に注目
ポイントという横並びの指標がなくなることで、今後は各自治体の「返礼品の魅力」がより重要になります。特に注目したいのが、ニュースでも紹介されていた「体験型」の返礼品です。
- 地元のガイドが案内するツアー
- フライトシミュレーター体験
- 伝統工芸の制作体験
これらは、モノとして消費されるだけでなく、家族の思い出や自己投資といった**「プライスレスな価値」**を生み出します。その地域に実際に足を運ぶことで、応援したいという気持ちもより一層深まるはずです。
まとめ:さあ、あなたもお金の未来を変える一歩を

ふるさと納税のポイント付与禁止は、一見すると“改悪”に見えるかもしれません。しかし、その本質を見れば、これは私たちが目先の利益に惑わされず、「お金の価値」と真剣に向き合うための絶好の機会です。
1億円の借金を抱え、明日を生きるのも不安だった私でも、一つずつお金の知識を学び、行動することで未来を変えることができました。ふるさと納税は、そのための強力なツールの一つです。
ポイントの有無に一喜一憂するのではなく、この制度が持つ本来の力を最大限に活用し、あなたの家計、そして未来を、より良い方向へ導いていきましょう。あなたなら、きっとできます。
【次のステップへ】 ふるさと納税で家計を見直したら、次は本格的な資産形成へ。 『30代から始める!新NISAポートフォリオ最適戦略』で未来への種まきを始めましょう。