クレジットカードを手にすると、さまざまな便利な機能が利用できます。
その中でも、「ショッピング」と「キャッシング」は、特に頻繁に使われる機能です。
しかし、これらの機能はそれぞれ異なる特性と利用方法を持っています。
それらを理解し、適切に活用することが、クレジットカードをより有効に使う秘訣となります。
この記事では、クレジットカードをより賢く、より効果的に使うための方法を紹介します!
- クレジットカードのショッピングは買い物の支払いを立て替えてもらう機能、キャッシングは直接お金を借りる機能である
- ショッピングの方がキャッシングよりも金利が低く設定されており、支払い方法の選択肢も多い
- キャッシング枠はショッピング枠の一部であり、キャッシングを利用するとショッピング枠が減る
- 計画的に利用すればキャッシングは便利だが、安易に利用し過ぎると返済が困難になるリスクがある
ショッピングとキャッシングの違いを理解しよう
クレジットカードには、ショッピング機能とキャッシング機能の2つの機能があります。
この2つの機能は、利用目的や支払い方法などが異なるため、それぞれの特徴を理解することが重要です。
ここでは、ショッピングとキャッシングの違いについて詳しく解説していきましょう。
クレジットカードのショッピングとキャッシングの違いを理解しよう
クレジットカードには、ショッピング機能とキャッシング機能の2つの機能があります。
この2つの機能は、利用目的や支払い方法などが異なるため、それぞれの特徴を理解することが重要です。
ここでは、ショッピングとキャッシングの違いについて詳しく解説していきましょう。
キャッシングとは何か?
キャッシングとは、クレジットカードを使ってお金を借りることができるサービスです。
急な出費が必要になったときや、手元に現金が足りないときに便利な機能ですね。
キャッシングは、コンビニのATMなどから簡単に現金を引き出すことができます。
ただし、借りたお金には利息がつくため、計画的に利用することが大切です。
ショッピング枠とキャッシング枠の違い
クレジットカードには、ショッピング枠とキャッシング枠という2つの利用限度額が設定されています。
ショッピング枠は、店頭やオンラインでの買い物に利用できる限度額のことで、一般的にキャッシング枠よりも高く設定されています。
一方、キャッシング枠は、お金を借りることができる限度額のことで、ショッピング枠の中に含まれています。
つまり、キャッシング枠を利用すると、ショッピング枠が減ってしまうのです。
セゾンカードのショッピングとキャッシングの違い
セゾンカードの場合、ショッピング枠とキャッシング枠は別々に設定されています。
ショッピング枠は最大200万円、キャッシング枠は最大50万円となっています。
また、ショッピングの支払い方法は、1回払い、2回払い、ボーナス払い、リボ払いなどから選ぶことができますが、キャッシングの支払い方法は、1回払いかリボ払いのみとなっています。
金利も、ショッピングが実質年率12.25%~15.00%なのに対し、キャッシングは18.00%と高めに設定されています。
楽天カードでキャッシングとショッピングの違いは何ですか?
楽天カードのショッピング枠は、最大200万円まで設定可能です。
一方、キャッシング枠は最大50万円までとなっています。支払い方法は、ショッピングが1回払い、リボ払い、分割払い、スキップ払い、ボーナス払いなどから選べるのに対し、キャッシングは1回払いとリボ払いのみです。
金利は、ショッピングが実質年率12.25%~15.00%、キャッシングが18.00%と、セゾンカードと同様の設定になっています。
JCBのショッピングとキャッシングの違いは何ですか?
JCBカードのショッピング枠は、最大300万円まで設定可能です。
キャッシング枠は、ゴールドカードで最大100万円、一般カードで最大50万円となっています。
支払い方法は、ショッピングが1回払い、2回払い、ボーナス1回払い、リボ払い、分割払いなどから選べますが、キャッシングは1回払いとリボ払いのみです。
金利は、ショッピングが実質年率12.25%~15.00%、キャッシングが18.00%と、他のカードと同じような設定ですね。
クレジットカードをショッピングのみで使う方法
クレジットカードをショッピングのみで使いたい場合は、キャッシング機能をつけないようにすることが大切です。
カード申し込み時に、キャッシング機能を「つけない」と選択することで、ショッピング専用のカードを作ることができます。
また、すでにキャッシング機能がついているカードを持っている場合は、カード会社に連絡して、キャッシング機能を停止してもらうこともできますよ。
クレジットカードのショッピング限度額について
クレジットカードのショッピング限度額は、カード会社の審査によって決定されます。
年収や職業、信用情報などを総合的に判断して、利用者に適した限度額が設定されるのです。
一般的に、年収が高く、安定した職業に就いている人ほど、高い限度額が設定される傾向にあります。
また、限度額は利用状況に応じて変更される場合もあるので、定期的に確認することをおすすめします。
カードショッピング利用の身に覚えのない請求への対処法
クレジットカードのショッピング利用で、身に覚えのない請求があった場合は、すぐにカード会社に連絡しましょう。不正利用の可能性があるため、カード会社が調査を行い、適切な対応を取ってくれます。
また、不正利用による損害は、利用者の責任ではないため、安心してカード会社に相談することができます。
万が一、カードを紛失したり盗難に遭ったりした場合は、すぐにカード会社に連絡して、カードを停止してもらうことが大切ですね。
キャッシングとショッピングの支払い方法の違いを知ろう
クレジットカードのショッピングとキャッシングでは、支払い方法にも違いがあります。
ショッピングは、1回払いや分割払い、リボ払いなど、さまざまな支払い方法を選ぶことができますが、キャッシングは、基本的に1回払いかリボ払いのみとなっています。
ここでは、キャッシングとショッピングの支払い方法の違いについて、詳しく見ていきましょう。
リボ払いのキャッシングとショッピングの違い
リボ払いは、ショッピングとキャッシングの両方で利用できる支払い方法です。
毎月一定の金額を支払っていく方法で、手軽に支払いを済ませることができます。
ただし、ショッピングのリボ払いは、支払い期間が設定されているのに対し、キャッシングのリボ払いは、借りた金額と毎月の支払い金額によって、支払い期間が変わってきます。
また、金利も、ショッピングのリボ払いが実質年率12.25%~15.00%程度なのに対し、キャッシングのリボ払いは18.00%と高めに設定されています。
アコムのカードローンとショッピングの違い
アコムのカードローンは、クレジットカードのキャッシングとは異なり、専用のローンカードを使ってお金を借りるサービスです。
借りられる金額は最大800万円で、キャッシングよりも高い限度額が設定されています。
また、アコムのカードローンは、無利息期間が設定されているのが特徴です。
初回利用から30日間は金利0%で借りられるので、短期間のお金の不足を補うのに便利ですね。ただし、無利息期間を過ぎると、金利は4.5%~18.0%とかなり高めになるので注意が必要です。
auのカードショッピング利用とは
auのカードショッピングとは、auユーザー向けのクレジットカードサービスのことです。
au PAYカードを使って、店頭やオンラインでの買い物に利用できます。
auのカードショッピングの特徴は、au PAYマーケットでの買い物で最大10%のポイント還元が受けられることです。
また、au PAYカードは、キャッシング機能も備えているので、急な出費にも対応できます。
ただし、キャッシングの金利は18.00%と高めなので、計画的に利用することが大切ですね。
クレジットカードのショッピングのみの審査基準
クレジットカードのショッピングのみの審査基準は、キャッシング機能付きのカードよりも緩めに設定されています。
これは、ショッピングのみのカードは、利用者がお金を借りるわけではないため、返済能力よりも信用情報が重視されるからです。
ただし、審査基準は各カード会社によって異なるので、必ず事前に確認することをおすすめします。
また、ショッピングのみのカードでも、利用限度額が高額な場合は、収入証明書の提出を求められることがあるので注意しましょう。
キャッシングとショッピングで利用限度額は別枠?
クレジットカードのキャッシングとショッピングの利用限度額は、基本的に別枠で設定されています。
つまり、ショッピングの利用限度額とは別に、キャッシングの利用限度額が設定されているのです。
ただし、キャッシング枠はショッピング枠の中に含まれているため、キャッシングを利用すると、ショッピングの利用可能額が減ってしまいます。
したがって、キャッシングを利用する際は、ショッピング枠への影響も考慮する必要がありますね。
キャッシングとショッピングの上手な使い分け方
クレジットカードのキャッシングとショッピングを上手に使い分けるためには、それぞれの特徴を理解することが大切です。
ショッピングは、支払い方法が豊富で、ポイント還元などの特典も受けられるので、普段の買い物に利用するのがおすすめです。
一方、キャッシングは、金利が高く、支払い方法も限られているので、緊急時の資金調達に限定して利用するのが賢明でしょう。
また、キャッシングを利用する際は、返済計画をしっかり立てて、計画的に借りることが大切ですね。
セゾンカードと楽天カード:ショッピングとキャッシングの利用の違いと特性を比較
クレジットカードの利用方法は、カード会社やカードの種類により微妙に異なりますが、基本的な特性は共通しています。
ここでは、セゾンカードと楽天カードを例に、ショッピングとキャッシングの利用の違いと特性を比較してみましょう。
両カードとも、ショッピングとキャッシングの利用限度額はそれぞれ独立して設定されています。
ショッピング利用限度額は、商品やサービスの購入に利用され、一般的には数十万円から数百万円の範囲で設定されます。
一方、キャッシング利用限度額は、現金を借りるために利用され、これもまたカードの種類や利用者の信用状況により異なります。
また、キャッシングとショッピングの最大の違いは、金利の発生です。
キャッシングは借り入れた金額に対して金利が発生しますが、ショッピングは基本的に金利が発生しない点が特徴です。
ただし、ショッピングでも分割払いやリボルビング払いを選択した場合は、金利が発生することを覚えておきましょう。
項目 | セゾンカード | 楽天カード |
---|---|---|
ショッピング利用 | セゾンカードは、国内外の加盟店で利用可能。ポイント還元率は1%で、ポイントはセゾンポイントとして貯まる。 | 楽天カードは、楽天市場をはじめとする楽天グループのサービスや、国内外の加盟店で利用可能。ポイント還元率は1%で、楽天市場での購入時は最大1.5%になる。ポイントは楽天スーパーポイントとして貯まる。 |
キャッシング利用 | セゾンカードのキャッシングは、ATMやインターネットから24時間利用可能。利息は年率15.0%~18.0%。 | 楽天カードのキャッシングは、ATMやインターネットから24時間利用可能。利息は年率14.5%~18.0%。 |
キャッシング限度額 | セゾンカードのキャッシング限度額は、最大800万円。 | 楽天カードのキャッシング限度額は、最大500万円。 |
ショッピング限度額 | セゾンカードのショッピング限度額は、最大2000万円。 | 楽天カードのショッピング限度額は、最大1000万円。 |
なお、これらの情報は2023年12月29日現在のもので、詳細は各カード会社の公式ウェブサイトをご確認ください。また、利息や限度額は審査結果により異なる場合があります。
Q&Aよくある質問
Q. キャッシングの審査に落ちた場合、再申請はできますか?
A. キャッシングの審査に落ちた場合、すぐに再申請をしてもなかなか通りません。審査落ちの原因を確認し、信用情報を改善してから、再度申請するのがおすすめです。具体的には、他社からの借り入れを減らしたり、収入を安定させたりすることが有効です。ただし、頻繁に申請を繰り返すと、信用情報に傷がつく可能性があるので注意しましょう。
Q. キャッシングの返済が遅れるとどうなりますか?
A. キャッシングの返済が遅れると、延滞利息が発生します。延滞利息は、通常の金利よりも高く設定されているので、返済が遅れるほど、借りた金額以上の支払いが必要になってしまいます。また、返済が長期間遅れると、強制的にカードが停止されたり、法的手続きを取られたりすることもあるので注意が必要です。返済が難しくなったら、早めにカード会社に相談することをおすすめします。
Q. キャッシングの利用履歴は、信用情報に残りますか?
A. キャッシングの利用履歴は、信用情報機関に登録されます。具体的には、借りた金額や返済状況、延滞の有無などが記録されるのです。この情報は、他社からの借り入れ審査や、住宅ローンの審査などでも参照されます。
ショッピングとキャッシングの違いまとめ
記事のまとめ
- ショッピングとキャッシングは、クレジットカードの異なる機能である
- ショッピングは買い物の代金を後払いできる機能、キャッシングは現金を借りる機能だ
- ショッピング枠とキャッシング枠の利用限度額は別々に設定されている
- キャッシング枠はショッピング枠の範囲内に含まれることが多い
- ショッピングの支払い方法は多様だが、キャッシングは一括払いかリボ払いのみだ
- ショッピングよりキャッシングの方が金利が高く設定されていることが一般的だ
- キャッシングを利用しすぎるとショッピング枠が減ってしまう
- キャッシングの審査基準はショッピングとは異なる
- キャッシングではポイントが付与されないことが多い
- キャッシングの不正利用時に補償されない場合がある