リボ払いがやめられず、手数料に悩んでいませんか?
この記事では、リボ払いを安全に止める方法と返済のコツを解説します。
リボ地獄から脱出する道筋がきっと見えてきますよ。
- リボ払いは設定解除と残高完済の両方が必要ですね
- 手数料負担を減らすには繰り上げ返済が最も有効です
- カード会社ごとの解除方法を確認し、実行しましょう
- 返済困難時は早めに専門家へ相談することが大切ですよ
リボ払いを止める具体的な方法とは?危険性と合わせて解説します

この記事で分かること
- リボ払いの仕組みと、そこに潜む危険性
- 自動リボ設定の具体的な解除ステップ
- カード会社による手続きの違いと注意したい点
- リボ払い残高を効率よく減らしていくコツ
- リボ解除後の支払い変化と困った時の対処法
リボ払いは月々の支払いをフラットにできる反面、気づけば高額な手数料や返済の長期化という落とし穴にはまることも少なくありません。
「リボ払いを止めたい」そう思った時、正しい手順を踏むことが何より大切です。
リボ払い 止める方法は、大きく2つのステップ、「これからの買い物が自動でリボにならないように設定を解除すること」と、「今あるリボ払いの残高をきちんとなくしていくこと」から成り立っています。
まず、なぜリボ払いがこれほど危険視されるのか、その仕組みが抱える根本的な問題をしっかり理解しましょう。
その上で、リボ払いの無限ループから抜け出すための具体的なアクション、つまり自動リボの止め方と、積み重なった借金を賢く減らすための返済戦略について、基本から丁寧にご紹介していきますね。
なぜ危険?リボ払いが「ヤバイ」と言われる本当の理由
リボ払いが「ヤバイ」「危険だ」と言われる背景には、いくつかの無視できない理由があります。まず第一に、その手数料率(実質年率)が非常に高いこと。
月々の支払いが定額で安心…のはずが、実際には安心どころか不安しか残らなかった。そんな時期もありました。
多くのカードで年15%前後、場合によっては18%にもなり、これは他のローン商品と比べてもかなり高水準です。この高い金利が、最終的な支払い総額を予想以上に膨らませる元凶なんですね。
第二の理由は、元金がなかなか減らない仕組みにあります。毎月決まった額を支払っていても、その支払額の多くが、まず手数料の支払いに消えていきます。
特に、リボ残高が大きい時期や月々の支払額を最低限に設定している場合、元金部分の減りは驚くほど遅いのです。これが「払っても払っても終わらない…」と感じさせる、いわゆる「リボ地獄」の正体と言えるでしょう。
第三に、自分が一体いくらの借金をしているのか、いつ返済が終わるのか、全体像が見えにくいという点も問題です。毎月の支払額が変わらないため、「ちゃんと返せている」と安心しがちですが、その裏で新たな利用分が加算され、気づかないうちに借入額が膨らんでいることも。
次第に金銭感覚が鈍り、さらなる利用を重ねてしまう…そんな悪循環に陥る危険性もはらんでいます。
国民生活センターにも「知らない間にリボ払いになっていた」という相談が寄せられているように、クレジットカード申込時に意図せず「自動リボ」が設定されていたり、特典につられてリボ専用カードを契約していたりするケースも後を絶ちません。
これらの要因が組み合わさることで、リボ払いは利用者を長期的な借金と精神的なプレッシャーで縛り付けてしまう可能性があるのです。
リボ払いをやめる方法:第一歩から賢い返済のコツまで
毎月の支払いもきつくて、リボの残高を減らす余裕がありません…。何か方法はありますか?
その気持ち、痛いほど分かります。私も資金繰りが苦しかったときは、1,000円でも多く返すのに必死でした。繰り上げ返済や支払額の増額は、ほんの少しからでもOK。何より大事なのは、止まらずに前進する姿勢です。
「リボ払いをやめる方法はありますか?」という切実な問いに対して、答えは明確に「はい、あります」。
リボ払いを完全に終わらせる、そのためのリボ払い 止める方法を実行するには、まず「自動リボ設定の解除」が絶対条件です。
これをしなければ、この先も買い物をするたびに自動でリボ払いとなり、借金が増え続けてしまいますからね。解除手続きは、カード会社の会員用ウェブサイトや公式アプリ、または電話連絡で可能です。
ただし、自動リボを解除しただけでは、残念ながらそれまでに利用したリボ払いの残高は消えません。この残っている借金には、引き続き高い手数料がかかり続けます。ですから、第二のステップとして「今あるリボ残高を積極的に片付けること」が非常に重要になります。具体的な返済のコツとしては、次のような方法が効果的ですよ。
- 一括返済: もし資金に余裕があるなら、残高を一括で支払うのがベストです。これから発生するはずだった手数料を大幅にカットできます。
- 繰り上げ返済: ボーナスなど、まとまったお金が入った時には、月々の返済とは別に、その一部または全額を返済に回しましょう。繰り上げ返済した分は、全額が元金の返済に充てられるため、手数料を減らす効果がとても大きいです。少しずつでも効果はありますよ。
- 毎月の支払額の増額: カード会社への連絡や会員サイトでの手続きで、毎月のリボ払い返済額を増やすことも有効です。たとえ数千円の増額でも、返済期間を短縮し、結果的に手数料の節約につながります。
これらの返済を進める間は、毎月の利用明細をしっかり確認し、そのカードでの新たな利用(特にリボ払い)はできるだけ避ける、という意識も大切です。
場合によっては、今より金利の低いカードローンへの借り換えも一つの手ですが、審査が必要だったり、返済条件が変わったりするので、慎重に比較検討してくださいね。
少しの工夫と意識の違いが、驚くほど将来の支払いを軽くしてくれますよ。
カード会社別リボ払いを止める方法:三井住友・楽天等の手順

リボ払いをストップするための基本的な流れは同じですが、具体的な手続きの進め方は、お使いのクレジットカード会社によって少しずつ違います。特に「自動リボ設定を解除する」ための操作方法や、残高を返す際のサービス名、手続きができる窓口(ウェブサイトなのか、アプリなのか、電話なのか)には差が見られます。
ここでは、代表的なカード会社として三井住友カード、楽天カード、そしてdカード、PayPayカードを取り上げ、それぞれのリボ払い 止める方法の具体的な手順と注意点を見ていきましょう。
これらの情報は2025年5月時点のものですが、サービス内容は変わることもあります。最終的には、必ずご自身のカード会社の公式サイトや会員ページで最新の情報を確かめるようにしてくださいね。
ご自身のカードに合った正しい手続きを理解することが、スムーズにリボ払いから卒業するための第一歩です。
三井住友・楽天カード:代表的な自動リボ解除手続き例
三井住友カードをお使いの場合、自動リボサービスは「マイ・ペイすリボ」という名前が多いですね。この設定をやめるには、会員専用サイト「Vpass」かVpassアプリにログインし、支払い方法の変更メニューから進めます。
ただし、手続きをしてから実際に解除が適用されるまで1週間ほどかかることも。変更完了の通知をしっかり確認しましょう。大切なのは、この解除だけでは過去のリボ残高はなくならない点です。
「リボ払い臨時のお支払い」で別途、増額返済や一括返済の手続きが必要になります。「三井住友カード RevoStyle」のようなリボ専用カードは、この解除自体ができないので注意が必要ですね。
楽天カードの自動リボは、そのまま「自動リボ」と呼ばれています。
これを解除するには、会員専用サイト「楽天e-NAVI」にログインするか、自動音声応答の電話(専用ダイヤル)で手続きできます。
今、自分が自動リボになっているかは、楽天e-NAVIですぐに確認できますよ。
こちらも、自動リボを解除しても、それ以前のリボ利用分は残ります。
この残高を早くなくすためには、「リボ残額のおまとめ払い(一括返済)」を楽天e-NAVIやチャットサポートで申し込む、あるいは「リボお支払いコースの変更」で月々の返済額を上げる、チャットサポート経由で繰り上げ返済を依頼する、といった手段が用意されています。
dカード・PayPayカードのリボ解除:手続きとポイント
dカードを使っている方の自動リボサービスは、主に「こえたらリボ」ですね。これは、毎月決めた支払い額を超えた分が自動でリボ払いになる仕組みです。
この「こえたらリボ」の設定をやめたい(解除・取消したい)場合、他の多くのカードとは違い、手続きは電話のみでの受付となります。
dカード会員ならdカードセンター、dカード GOLD会員ならdカード ゴールドデスクへ、カードを持っているご本人から電話する必要があります。ウェブサイトやアプリからのオンライン手続きは用意されていません。
電話で解除を申し出ても、すでに支払い予定が決まっている明細分は変更できませんし、過去のリボ残高もなくなりません。残高を解消するには、別途、電話で一括返済や繰り上げ返済の手続きが必要です。
この「電話連絡が必須」という点が、dカードでリボ払いを止める際の覚えておくべき特徴と言えますね。
PayPayカードの自動リボ設定は「まるごとフラットリボ」です。あらかじめ設定した毎月の支払い額を超えた利用分が、自動的にリボ払いになるサービスですね。この解除手続きは、PayPayアプリ内のPayPayカードメニューにある「リボ管理」、またはPayPayカード会員メニュー(ウェブサイト)の「支払い金額調整(リボ管理)」からオンラインで簡単にできます。
これは電話が必須のdカードと比べると、かなり手軽です。ただし、やはり設定解除はこれからの利用分に対して適用されるもの。すでにリボ払いになっている残高は自動では消えません。
残高をなくすためには、別途「リボ残高おまとめ払い(一括返済)」や「リボお支払いコースの変更(毎月の支払額増額)」をアプリや会員メニューから検討する必要があります。
リボ払いを止める方法実践後の注意点とよくある質問への回答

リボ払いの自動設定を解除し、残高返済の計画を立てた後も、気をつけておきたい点がいくつかあります。「リボ払いを解除したら、その後どうなるの?」「支払いってどう変わるの?」といった疑問は、多くの方が持つ共通の不安かもしれませんね。
自動リボの解除はゴールではなく、むしろこれから健全な家計を築いていくためのスタートラインです。この最後のセクションでは、リボ払い 止める方法を実践した後の暮らしの変化、特に支払い面での具体的な影響や、信用情報に関わる大切な注意点についてお話しします。
あわせて、リボ払いに関してよく聞かれる質問とその答えを整理し、利用者が抱きがちな心配事や誤解を解きほぐしていきます。これらの情報をしっかり理解しておくことが、リボ払いの問題を根本から解決し、将来の余計な金融トラブルを避けるための確かな備えとなるはずです。
リボ解除後の生活:支払いの変化と注意すべき影響は?
自動リボ設定を解除すると、まず、それ以降のカード利用分は基本的にリボ払いにはなりません。お店で指定した支払い方法(一括や分割など)がそのまま適用されます。しかし、一番注意したいのは、解除するまでに溜まっていたリボ払いの残高です。これは消えるわけではなく、完済するまでリボ契約に基づいて、手数料と共に返済が続いていきます。
これにより、多くの方が「二重負担」の時期を経験することになります。
「今までのリボ残高の返済」と、「新しいカード利用分の一括払いなど」が同時に請求されるためです。解除前と同じ感覚でカードを使い続けると、月々の支払い総額が想像以上に増え、家計が苦しくなる可能性があります。
実際に、「解除後の請求額を見て驚いた」という声も聞かれます。この期間を乗り切るには、支出をしっかり見直し、計画的にカードを使う意識が不可欠ですね。
信用情報への影響も気になるところです。自動リボを解除し、残高をきちんと期日通りに返済している限り、それ自体で信用情報に傷がつく(事故情報が載る)ことはありません。
むしろ、借金を減らしていくことは良い評価につながることも。しかし、もし返済が難しくなり、2~3ヶ月以上延滞してしまうと、その事実は「延滞」として信用情報機関(CICなど)に記録され、将来のローン審査やカード作成に大きな支障が出ます。消費者庁なども、安易な延滞が信用情報に与える影響について注意喚起しています。
支払い遅れだけは絶対に避けるよう、無理のない返済計画を立てましょう。
リボ払いを止める方法に関するよくある質問(Q&A)
リボ払いについて、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
自動リボを解除したら、すぐにリボ払いは終わりますか?
いいえ、すぐには終わりませんね。自動リボ設定の解除は、これからの買い物がリボになるのを防ぐだけです。それまでに利用したリボ残高は、返し終わるまで手数料と一緒に支払い続ける必要があります。完全に終わらせるには、一括返済や繰り上げ返済といった積極的なアクションが欠かせません。
間違えてリボ払いにしてしまった場合、変更できますか?
残念ながら、一度リボ払いとして処理が確定してしまうと、後から変更するのは難しいことが多いです。ただ、請求が確定する前など、タイミングによっては対応してもらえる可能性もゼロではありません。気づいたらすぐにカード会社に確認してみるのが一番です。もし変更できなければ、できるだけ早く一括返済などで清算しましょう。
カードを解約したらリボ残高はどうなりますか?
多くのカード会社では、解約してもリボ残高はそのまま元の契約通り分割で支払っていく形になります。すぐに全額請求されるケースは少ないですが、カード会社の規約によります(アメックスなど例外も)。解約前には、必ずリボ残高の扱いをカード会社に確認することが大切ですね。希望すれば、解約時に一括で返済することもできますよ。
リボ払いの手数料はどのくらいですか?
ショッピングリボの場合、実質年率で15%前後(多くは15%~18%の範囲)が一般的です。キャッシング(現金の借入れ)のリボはさらに高く、上限の年18%程度になることが多いですね。ご自身のカードの正確な手数料率は、必ず契約書や公式サイトで確認してください。
リボ払いを続けると信用情報に傷がつきますか?
毎月、支払い日に遅れずにきちんと返済していれば、リボ払いを使っていること自体が信用情報の事故記録(いわゆるブラックリスト)になることはありません。ただし、支払いを長期にわたって延滞(一般的に2~3ヶ月以上)してしまうと、事故情報として登録されてしまいます。また、延滞がなくても、リボ残高があまりに多いと、新しいローンなどの審査で返済能力を疑問視される可能性はありますね。
まとめ:リボ地獄から脱出し健全な家計を築くために

リボ払いは、一見すると月々の支払いが楽になる便利な仕組みに思えます。しかしその裏側には、高い手数料と返済が長期化しやすいという、大きなリスクが潜んでいます。
「リボ地獄」と呼ばれる状況は、決して他人事ではなく、その仕組みをよく知らないまま利用を続けることで、誰にでも陥る可能性がある問題なのです。この記事でご紹介したリボ払い 止める方法を一つずつ実践していくことが、この負のループから抜け出すための確かな一歩となるでしょう。
改めて、リボ払いを完全に止めるためには「自動リボ設定の解除」と「今あるリボ残高の積極的な返済(一括・繰り上げ・増額)」の二つがセットで必要だということを、心に留めておいてください。
どちらか片方だけでは、手数料の負担から本当に解放されることはありません。まずはご自身の状況を正確に把握し、具体的な返済計画を立て、それを着実に実行していく強い意志が大切になります。
もし、どうしても返済が厳しいと感じ始めたら、決して一人で悩まないでください。早めにカード会社に相談する、あるいは地域の消費生活センター、弁護士や司法書士といった専門家の方々に助けを求めることが賢明です
債務整理という方法もありますが、それにはメリットもデメリットもありますから、専門家とよく相談した上で判断しましょう。この記事が、あなたがリボ払いの悩みから一歩踏み出し、健やかな家計を取り戻すためのお役に立てれば、これ以上嬉しいことはありません。
記事のまとめ
- リボ払いは手数料が高く元金が減りにくい
- 止めるには自動設定解除がまず必要だ
- 解除だけでは既存のリボ残高は消えない
- 残高完済には積極的な返済行動が必須
- 最も効果的なのは一括返済・繰り上げ返済
- 月々の支払額増額も有効な手段である
- カード会社ごとに解除手続きは異なる
- Vpassやe-NAVI等Web/アプリが主流
- dカードのように電話のみの場合もある
- 解除後は二重支払い期間に注意が必要
- 支払い遅延は信用情報に悪影響を及ぼす
- 返済困難なら専門家への相談も検討すべし
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参考文献・参考資料
- 国民生活センター「意図せぬリボ払い 利用明細は必ず確認」
- セゾンカード「自動リボ(リボ宣言)を解除する方法を教えてください」
- 政府広報オンライン「これは怖い…クレジットカードの使用で数十万のトラブルに?」