アルバイトだけでは生活費と学費の両立は大変ですよね。
そんな時、身近なゆうちょ銀行で学生ローンを借りられたら便利なのに…と思ったかもしれません。
しかし、残念ながら 2024年10月現在、ゆうちょ銀行では学生ローンは取り扱っていません。
以前は「郵貯貸付」という教育ローンがあったのですが、今はもう利用できないんです。
でも、がっかりするのはまだ早いですよ! この記事では、ゆうちょ銀行で学生ローンが借りられない理由をわかりやすく解説しつつ、他の金融機関で利用できる学生ローンや、 教育資金を調達する方法を紹介します。
この記事を読めば、 あなたにぴったりの資金調達方法が見つかるはず! 安心して学生生活を送るために、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
- ゆうちょ銀行では、現在学生ローンは取り扱っていない。
- 過去の教育ローンも、新規受付は終了している。
- ゆうちょ銀行で教育資金を準備するなら、学資保険がある。
- 学生ローンは、銀行や消費者金融など、他の金融機関で借りることができる。
学生ローンをゆうちょで探している方へ
ゆうちょ銀行で学生ローンは借りられる?
ゆうちょ銀行って、街のあちこちで見かけるし、ATMもたくさんあって便利ですよね。子どもの頃からお年玉を貯金したり、アルバイト代を受け取ったり…と、何かとお世話になっている人も多いのではないでしょうか? だから、学生ローンも扱っているのかな?と思った人もいるかもしれません。
結論から言うと、2024年10月現在、ゆうちょ銀行では学生ローンは取り扱っていません。
ちょっと残念ですが、ゆうちょ銀行で学生ローンを借りることはできないんです。
残念ながら、ゆうちょ銀行では学生ローンは取り扱っていません
なぜ、ゆうちょ銀行で学生ローンが取り扱われていないのでしょうか?
その理由は、おそらく リスク管理 と 収益性 のバランスを考慮した結果だと考えられます。
学生は一般的に収入が安定しておらず、返済能力が低いと判断されることが多いです。そのため、学生への融資は、金融機関にとって貸し倒れのリスクが高くなってしまいます。もしも返済が滞ってしまうと、金融機関は大きな損失を被ることになります。
また、学生ローンは、少額融資であることが多く、金利も低めに設定される傾向があります。そのため、金融機関にとって、多くの利益を得ることは難しいと考えられます。
これらの理由から、ゆうちょ銀行は、学生ローン事業から撤退したと考えられます。
過去のゆうちょ銀行の教育ローンについて
とはいえ、以前はゆうちょ銀行でも教育ローンを取り扱っていた時期がありました。
それが、「郵貯貸付」と「フリーローン夢航路(教育プラン)」です。
少し詳しく見ていきましょう。
かつて存在した「郵貯貸付」とは?
「郵貯貸付」は、教育積立郵便貯金を利用している人を対象としたローンでした。
あらかじめ教育資金を積み立てておくことで、必要な時にそれを担保にお金を借りることができたんです。
郵貯貸付は、金利が低く、返済期間も長めに設定されていたため、学生にとって利用しやすいローンでした。
具体的には、郵貯貸付の金利は、年0.95%〜2.45%(2007年当時)で、返済期間は最長15年でした。
例えば、大学4年間の学費として200万円を借りた場合、毎月の返済額は、1万5千円程度で済みました。
しかし、2007年10月以降、教育積立郵便貯金の新規申し込みは停止され、それに伴い「郵貯貸付」も利用できなくなりました。
提携ローン「フリーローン夢航路」も終了
「郵貯貸付」の終了後、ゆうちょ銀行はスルガ銀行と提携し、「フリーローン夢航路」というローンを提供していました。
このローンには、教育資金に利用できる「教育プラン」も含まれていました。
「フリーローン夢航路」は、用途が自由で、借入限度額も高額だったため、学生だけでなく、社会人にも人気のローンでした。
「教育プラン」の金利は、年2.475%〜(2019年当時)で、借入限度額は最大1,000万円でした。
例えば、大学院進学のための費用として500万円を借りた場合、毎月の返済額は、約4万円程度でした。
しかし、2019年6月28日にスルガ銀行との提携が解消され、「フリーローン夢航路」の新規受付も終了してしまったんです。
ゆうちょ銀行で教育資金を準備するなら学資保険
では、ゆうちょ銀行で教育資金を準備するにはどうすればいいのでしょうか?
現在、ゆうちょ銀行で教育資金を準備する手段としては、学資保険があります。
学資保険とは、毎月保険料を積み立てることで、お子様が入学・進学するタイミングでまとまったお金を受け取れるというものです。
ゆうちょ銀行の学資保険は、貯蓄性が高いのが特徴です。
例えば、「かんぽ生命 学資保険」の場合、18歳満期で100万円の学資金を受け取る場合、月々の保険料は約4,000円です。
また、払込免除特約が付いているので、契約者(親など)に万が一のことがあった場合でも、保険料の支払いが免除され、満期保険金を受け取ることができます。
将来の教育資金を計画的に準備したいと考えている方は、学資保険も検討してみてくださいね。
ゆうちょ銀行以外で学生ローンを探すなら?
ゆうちょ銀行で学生ローンを借りることができないのは残念ですが、諦める必要はありません!
学生ローンは、他の金融機関でも取り扱っています。
学生ローン 無利子で借りられる?
学生にとって、少しでも返済の負担を減らしたいのであれば、無利子の学生ローンを探したいですよね。
しかし、結論から言うと、完全に無利子の学生ローンは、ほとんどありません。
民間の金融機関が提供する学生ローンは、基本的に金利がかかります。
金利は、ローン会社や借入金額、返済期間などによって異なりますが、一般的には年利数%〜10%程度です。
ただし、一部の金融機関では、一定の条件を満たせば、無利子で借りられる場合があります。
例えば、日本学生支援機構の奨学金は、第一種奨学金であれば無利子で借りることができます。
また、一部の銀行では、学生向けの優遇金利を設定している場合があります。
教育ローン どこがいい? おすすめの教育ローンを紹介
では、ゆうちょ銀行以外で学生ローンを借りるには、どこが良いのでしょうか?
学生ローンは、主に以下の金融機関で取り扱っています。
- 銀行:みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行など
- 信用金庫:全国各地の信用金庫
- 日本政策金融公庫:国の政策に基づいて融資を行う機関
- 消費者金融:アコム、プロミス、アイフルなど
それぞれ金利や借入限度額、返済期間などが異なるので、よく比較して自分に合ったものを選びましょう。
教育ローン 低金利で借りられる銀行はどこ?
低金利で教育ローンを借りたい場合は、インターネット銀行や信用金庫なども検討してみましょう。
インターネット銀行は、店舗を持たない分、運営コストを抑えることができるため、金利が低く設定されていることが多いです。
例えば、住信SBIネット銀行の教育ローンは、変動金利で**年2.475%〜**と低金利です。
また、楽天銀行の教育ローンも、変動金利で**年2.475%〜**と低金利です。
信用金庫は、地域に密着した金融機関なので、地域住民向けの金利優遇キャンペーンなどを実施している場合があります。
例えば、東京都民銀行の教育ローンは、変動金利で**年2.675%〜**と低金利です。
イオン銀行 教育ローンは学生でも利用できる?
イオン銀行では、「イオン教育ローン」という教育ローンを取り扱っています。
このローンは、学生本人だけでなく、親権者も借りることができます。
金利は年3.5%〜13.8%で、借入限度額は10万円〜500万円です。
イオン銀行の教育ローンは、イオンカードの利用者であれば、金利が優遇されるなどの特典があります。
教育ローン ろうきんは学生におすすめ?
ろうきん(労働金庫)は、労働組合や生活協同組合などの組合員を対象とした金融機関ですが、組合員以外でも利用できる教育ローンを取り扱っています。
ろうきんの教育ローンは、金利が**年1.9%〜2.9%**と低く設定されているのが魅力です。
ただし、借入限度額は300万円までと、他の金融機関に比べると少なめです。
必ず借りれる教育ローンはある?審査基準をチェック!
残念ながら、「必ず借りられる」という教育ローンはありません。
どの金融機関でも、審査があり、その基準を満たしていないと借りることはできません。
審査基準は、金融機関によって異なりますが、一般的には以下の点が重視されます。
- 年齢: 満20歳以上であること
- 収入: 安定した収入があること
- 信用情報: 過去の借入で延滞などのトラブルを起こしていないこと
- 返済能力: 借入金額を返済できる能力があること
学生の場合は、アルバイトなどによる収入が安定していない場合や、 借入経験がないため信用情報が乏しい場合があり、審査に通るのが難しい場合があります。
しかし、だからといって諦める必要はありません。
金融機関によっては、学生でも借りやすいように、審査基準を緩和しているところもあります。
例えば、消費者金融の中には、学生向けのローン商品を用意しているところがあります。
また、銀行でも、親権者を連帯保証人にすることで、学生でも借りやすくなる場合があります。
ゆうちょ銀行 ローン 審査なしで借りられる?
前述の通り、ゆうちょ銀行では、現在、審査なしで借りられるローンは取り扱っていません。
ただし、ゆうちょ銀行の口座を持っている場合は、担保となる定期預金があれば、審査なしで自動貸付を受けることができます。
自動貸付は、定期預金の金額の範囲内で、必要な時に必要なだけ借りることができるので、とても便利です。
Q&A よくある質問
学校ローンが通らない理由は何ですか?
学校ローンが通らない理由としては、前述の審査基準を満たしていないことが考えられます。
具体的には、以下の点が挙げられます。
- 年齢が基準を満たしていない: 未成年である、または高齢である
- 収入が安定していない: アルバイト収入しかない、収入が低い
- 過去の借入で延滞などのトラブルを起こしている: 債務整理の経験がある、クレジットカードの支払いを延滞したことがある
- 審査基準が厳しい金融機関を選んでしまった: 大手銀行など、審査基準が厳しい金融機関を選んでしまった
学生ローンを返さないとどうなる?
学生ローンを返済しないと、延滞金や遅延損害金が発生します。
延滞金や遅延損害金は、通常の金利よりも高額に設定されていることが多いため、返済が遅れるほど、借金は雪だるま式に膨らんでいきます。
また、信用情報機関に延滞情報が登録され、ブラックリストに載ってしまう可能性もあります。
ブラックリストに載ってしまうと、将来、住宅ローンやクレジットカードの審査に通らなくなるなど、様々なデメリットが生じる可能性があります。
さらに、最悪の場合は、法的措置を取られる可能性もあります。
学生ローンで借りられる金額はいくらですか?
学生ローンで借りられる金額は、ローン会社や個人の状況によって異なります。
一般的には、数万円〜数十万円程度まで借りられることが多いです。
学生ローンの限度額は、総量規制の対象となるため、年収の3分の1までと制限されています。
まとめ
今回は、「学生ローン ゆうちょ」というキーワードで検索する方に向けて、ゆうちょ銀行で学生ローンが借りられるのか、また、ゆうちょ銀行以外で学生ローンを探すにはどうすれば良いのかについて解説しました。
学生ローンは、学生生活を支えるための便利なツールですが、利用する際には、返済計画をしっかりと立てることが大切です。
返済計画を立てる際には、毎月の返済額だけでなく、返済期間や金利なども考慮しましょう。
また、複数の金融機関のローン商品を比較検討し、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
この記事が、学生ローンの利用を検討している方の参考になれば幸いです。
記事のまとめ
- 2024年10月現在、ゆうちょ銀行では学生ローンは取り扱っていない
- 以前は郵貯貸付という教育ローンがあったが、現在は新規受付を停止している
- かつてスルガ銀行と提携してフリーローン夢航路(教育プラン)を提供していたが、こちらも受付終了している
- ゆうちょ銀行で教育資金を準備したい場合は学資保険の利用を検討する
- 学生ローンは銀行、信用金庫、日本政策金融公庫、消費者金融などで取り扱っている
- 無利子の学生ローンはほとんどない
- 金利が低い教育ローンを借りたい場合は、インターネット銀行や信用金庫も検討する
- 必ず借りられる教育ローンはない
- 教育ローンを選ぶ際は、金利や借入限度額だけでなく利用者の評判も参考にすると良い
- ゆうちょ銀行で審査なしで借りられるローンは現在ない
- 学生ローンを返済しないと延滞金や遅延損害金が発生する
- 学生ローンで借りられる金額はローン会社や個人の状況によって異なる